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2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》7

2008/03/14
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それにしても、ヴェネチアの道はとても狭い、やっと3、4人がすれ違える程で、家々が密集している。

運河も細く、島中にめぐらしてあるのだろう。そのせいか、いたる所に丸いアーチ型の小さな可愛い橋がかけられているのも、いかにもヴェネチアらしい風情である。

そして、この島には車が一台も走っていない。車の代わりにすべてが船なのだ。

住民は自家用の船を持っているらしく運河に接した、ある家の玄関から、その家の人達が出てきて船に乗るのを、私はゴンドラから見た。子供を交えた家族の様だった。

水上バスもあるらしく、万事交通は歩きか船一辺倒で暮らしているとか。

ある家の玄関前で、ふと見た船には、確かにタクシーという字が張り付けられているのには、びっくりした。

それにしても、イタリア人って、何てきれいで、ステキなのだろう。どっちを向いても背の高い、目鼻立ちの整った美男美女でいっぱい。そして人なつっこい。

商店街の細い路地を歩きながら、声をかけられたり、かけたりで、私もイタリア人になった気分になってくる。覚えたばかりの片言のイタリア語で。

『チャオ、ベーラ!』(こんにちは、美人さん)
『チャオ、ベーロ!』(こんにちは、ハンサムさん)


ある時はレストランの前の男に、ちょっと身体を引き寄せられて、頬っぺたに、ブチッときそうになり、あわてて顔をさけたっけ。

ああ、ヴェネチア、粋な街!

そして、イタリア人の腹の底にまでしみ込むような、腹式呼吸のすばらしい声、声、声のボイスシャワー!!

ああ、シアワセ・・・・!!


次回に続く