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2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》8

2009/08/01
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時間が迫ってきていた。

添乗員さんに、我々の泊まっている郊外のホテルはかなり遠いのだから、最終の午後5時発のバスに乗り遅れないで下さいと、何度も念を押されているので、あとの見物を早くすませなくっちゃ!
今夜はツアー最後の夜で、カンツォーネのレストランで夕食をとる事になっている。

やっとの事でスペイン階段にたどり着く。
大勢の人々が何することもなくただ、ボーッと階段に座っている。
私も、あいている所に腰をおろす。
眼の前にローマらしい装飾の小さなステキな池があり、その向こうに今やって来たばかりのブランドショップ通り、コンドッティ通りが、1本真っ直ぐに華々しく延びている。
入口の両サイドには、ディオール・プラダの店が!
そしてずっとヴィトン・グッチ等が続いている。

本当に夢のような高級ブランド通りである。
今回は、特にブランド物を買う予定は全くないのだけれど、眺めているだけで、心が踊ってくる。

あぁ、やっぱりなぁ、イタリア一番の名所だもの・・・!!
あっと、ジェラート、ジェラート、ここでジェラートを食べなくっちゃ。
ここで思い切りヘップバーンしなくっちゃ!

おや、ない、ない、ない・・・・ジェラートのお店なんか全くな~い!

まわりの人々もジェラートを食べている人も、持っている人もいない!
あぁ~がっかり。
ここであれを食べたかったのに!あぁ、日本だったら、ここでジェラートのお店が無いなんてことは・・・
イタリア人って、ほんと商売心が無いのね(ガクッ!!)

しかたなくジェラートの代わりに途中の露店で買った焼栗を食べる。
あの、ヨーロッパに広く街頭で売っている焼栗屋の、大きくて丸くあざやかな黄色い栗を。
栗もやっぱり日本のものとは型も色も違うんだね。(味は日本のものの方が甘くておいしいよ)
ヘップバーンだって、この栗も食べたんじゃないかな?
あ~あ、外国へ来ると、とことんミーハーしちゃうバカな私!(ハハハ・・・)

それにしても、あぁ、ジェラート!
よーし、帰りまでには、きっとさがして、食べてやるぞー!!

次回へ続く