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2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》5

2009/08/01
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それにしてもイタリア人は、英語を話せないのね。
片言の英語で、道を聞いても、答えが戻って来ない。(何人もの人に聞いたけど)

やっとのことでローマのメインのブランド通りの末端にたどりつく。
急に人通りが多くなる。
体がぶち当りそうな程、混んでいて、お祭りみたいだ。
この道をまっすぐに進むと、かのスペイン階段にたどりつくはずである。
コンドッティ通りである。(やっと来た来た、コンドキティー・・・寒いかしら?)

昼間だというのに道全体に、アーチのように電飾が華やかに輝いて、別世界みたいにずっと続いている。
人混みにまじり、真っ直ぐ歩いていく。
―だが、歩けども歩けども目的地に着きそうもない。
ヨーロッパ人的な人が多い中、東洋人もまじっている。
時々通る人々に「スパニッシュ、ステップ?」(というらしい)、ときく。
皆まっすぐ先を指差してくれるのだが、不安になる程時間がかかる。
途中、路上で栗を売っている人にたずねたりしながら、ずんずんと進んでいく。

添乗員さんにきいたのだけれど、この通りのどこかに、ローマで一番有名な喫茶店、「カフェ・グレコ」があるという。
一体どこにあるのか?何としてもスペイン階段と「カフェグレコ」にはたどり着かなくっちゃ。
左右の店々を見ながら進んでいく。

進むほどにブランド店の格が上がっていく様だ。
プラダは?グッチは?ルイ・ヴィトンは?フェラガモは?・・・・!!
今回ブランド物を買う予定は全く無いのだが、だんだん胸が踊っていく・・・・あぁ!!

やっと前方にスペイン階段らしきものが見えて来たころ、超一流のブランド店が、ずっしりと並んでいた。(フーッ・・・・!)
ふと見上げた時、「カフェ・グレコ」の小さな看板が目に入った。
「えっ?、こ、こ、これが?」といぶかる位、少し質素な看板が・・・!

あった、あった、ローマの有名な店、「カフェ・グレコ」
昔、文豪のゲーテやスタンダールが通ったという喫茶店は、意外に地味でさりげないつくりで、そこに立っていた。
とにかく、入ろう!

次回へ続く