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2009年9月30日 声をたずねて世界旅《アメリカ編》15
2009/09/30

――真夜中に、またキャタピラーに乗って、別の山の頂上へオーロラ観測のためのテント小屋へ行く。
小屋はちょうどモンゴルのパオと同じような丸いテント小屋だ。厳寒の地では、このモンゴル形式のテントが一番いいのだろうか。内部もパオとそっくりだ。
大きなパオで、100人くらいは入れそうだ。
実際、大勢の赤と青の人がすでに入っていた。
石油ストーブがあちこちに置かれ、赤々と火が燃えている。
ちょうどオーロラの出現しやすい時間、夜の11時ごろから、夜中の2時ごろまで、そこで何することも無く(コーヒーや紅茶とかの用意はしてあった)、ただただ待つのみである。
トイレはパオの外の少し離れたところにある。
とにかく寒いこと、寒いこと。いちいちトイレのたびに防寒具を上げたり下げたりと、時間がかかってしょうがない。
トイレは一仕事なのだ(ホント)。
――その夜もついにオーロラは小さいまま、前夜と同じである(ついてなーい!)。
三日間とも、オーロラは山の稜線の上をしょぼしょぼと、小さく移動するのみ。
さて、さて、最終日の明日はどうなのか――?
「オーロラよ、出るのか出ないのかっ!」
あー、眠くなってきたーっ・・・・・・。