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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》1

    2009/08/01
    ローマの街を歩く。 初めてのローマの一人歩き。 とりあえず、あの一番有名なスペイン階段と、そして出来れば、トレビの泉へ行くつもり。 昨日、ツアーの皆でその両方とも行ったのだけれど、さっと短時間で見て廻っただけだったので、すごく物足りない気がしていたのだ。(もちろん、お約束のトレビの泉のコイン投げは、すんでいたが) そう、今日こそは、自分だけで、あの映画「ローマの休日」で超有名な、スペイン階段...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》2

    2009/08/01
    時間は、たっぷりあるはずだった。 というのは、今日は、ツアーの最終日で、他のほとんどの人々は、オプショナルでポンペイ見物に行ってしまったのだが。 私はポンペイは、すでに2回も見ているので、自由行動で、このローマの初めての一人歩きを試みるつもりなのだった。 郊外のホテルで昼近くまで、ぐっすりと眠り、ホテルのリムジンバスで街の中心近くまで。そしてそのへんの大衆食堂で、昼食も取ってきた。 こういう時...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》3

    2009/08/01
    乗務員さんの話(女性)では、イタリア人はとっても家族を大事にするそうだ。 それは、ほんとに仕事よりも家族が一番であるそうだ。 そして、イタリアの男は、とってもマザコンなんだそうだ。 どこの家でもお母さんが一番で、家族の実権を強く持っているとか。 例えばそれは、職場の昼休みこちらはシエスタとかで、2~3時間お休みがあるらしいのだが、昼休みになるや否や、かのイタリア男性は、すぐ家に電話、 「ママ、今...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》4

    2009/08/01
    さて、くだんのレストラン。 まわりを見るとまわりを見まわすと、数人の子供をまじえた大家族が、アチコチと・・・。 もちろん、カップルなんかもいるのだが、スパゲティを食べている人も多い、東洋人は他にいない様だ。 オヤッ?!・・・・・ こっちの人達は、スパゲッティは、皆フォークだけで食べているよ! うまくスパゲッティをフォークでつき差して、クルクルと丸めて、とっても上手に! 誰ひとり、スプーンな...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》5

    2009/08/01
    それにしてもイタリア人は、英語を話せないのね。 片言の英語で、道を聞いても、答えが戻って来ない。(何人もの人に聞いたけど) やっとのことでローマのメインのブランド通りの末端にたどりつく。 急に人通りが多くなる。 体がぶち当りそうな程、混んでいて、お祭りみたいだ。 この道をまっすぐに進むと、かのスペイン階段にたどりつくはずである。 コンドッティ通りである。(やっと来た来た、コンドキティー・・・...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》6

    2009/08/01
    ほとんど飛び込む様にして入った「カフェ・グレコ」は、本当にどこといって素敵な飾りなど全く無い。 日本で言えは本屋のつづきにしつらえてある様な雰囲気の店内だった。 本当にコーヒー好きな人が入るような老舗の感じで、ローマの栄光の片鱗も感じさせないさりげないという感じだった。 しかし、雰囲気がよくて、私の好みでもあり、大勢の人々が満席に近い位に入っていた。 見わたすと、カップルや、勤め帰りに人々が...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》7

    2009/08/01
    それにしてもこのコンドッティ通りというブランドショップ華やかなこの界隈には、喫茶店はずっと見当たらなかった。 そしてジェラートの店もずっと入り口の方に少しだけあっただけだった。 イタリア人は、日本人のように、喫茶店に入ることは、あまり無いのであろうか? かの「カフェ・グレコ」にしてもあの華やかなローマ帝国の栄えた国にしては、あまりにも質素である。 わが日本の東京の無数の喫茶店の存在する街で、...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》8

    2009/08/01
    時間が迫ってきていた。 添乗員さんに、我々の泊まっている郊外のホテルはかなり遠いのだから、最終の午後5時発のバスに乗り遅れないで下さいと、何度も念を押されているので、あとの見物を早くすませなくっちゃ! 今夜はツアー最後の夜で、カンツォーネのレストランで夕食をとる事になっている。 やっとの事でスペイン階段にたどり着く。 大勢の人々が何することもなくただ、ボーッと階段に座っている。 私も、あいて...
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    2009年8月1日 声をたずねて世界旅《イタリア編Ⅱ》9

    2009/08/01
    夜、レストランでカンツォーネを聞きながら全員そろってのディナー。 若い女性歌手が歌う。 伴奏は、アコーディオンのみ。 なんだ、なんだ、カンツォーネにアコーディオンだなんて、シャンソンじゃあるまいしー! 前に2回イタリアに来た時は、グランドピアノの伴奏で、歌手もローマ時代の衣装で白いドレス又はロングドレスで結論クラシック風だった。 今回は、アコーディオンの伴奏で、歌手もジーンズのロングスカート...
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    2008年3月19日 声をたずねて世界旅《イタリア編》9

    2008/03/19
    船は一気に加速度をつけていく。 ヴェネチアが、どんどん波の上を遠ざかっていく。くっきりとした青空の下に、あの宮殿の様な光り輝く建物が・・・。 スピードを上げて走る、車等の無い、ちょっと不思議な風景が・・・・。 ああ、夢のラビリンス、ヴェネチア! 遠ざかる浮き島を見ていると、芳醇なワインを振る舞われたような気分になってきた。 そう、あの真っ赤なヴェネチアングラスのワイングラスで。 おお、夢の浮き島...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》7

    2008/03/14
    それにしても、ヴェネチアの道はとても狭い、やっと3、4人がすれ違える程で、家々が密集している。 運河も細く、島中にめぐらしてあるのだろう。そのせいか、いたる所に丸いアーチ型の小さな可愛い橋がかけられているのも、いかにもヴェネチアらしい風情である。 そして、この島には車が一台も走っていない。車の代わりにすべてが船なのだ。 住民は自家用の船を持っているらしく運河に接した、ある家の玄関から、その...
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    2008年3月14日 『 ごあいさつ 』

    2008/03/14
    全く初めてなのですが、ブログを始めてみました。 ケイタイのメールを始め、パソコン(今習い始めたばかり)、インターネット等、全くの機械ダメ人間の私ですが、当方でお願いしているホームページの担当の方から、又生徒さん達からすすめられてやってみることにしました。 という事で、まず私の仕事であります、ボイストレーニングアカデミー(本年で創立20年目となります)の、ボイストレーナーとして(主に話し言葉)...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》1

    2008/03/14
    お正月にイタリアへ行ってきました。 勿論、旅行会社のツアーで。 そして、しっかり堪能してきましたよ。イタリア人の、正しくすばらしい腹式呼吸によるイタリア語の発声を! ああ、何てすばらしいのだろう、イタリア人の発声は!! パン屋のオバチャンも、作業員のオジチャンも、ホテルの係員も、道行く若い女、男も、ほとんどどんな人でも、まろやかで、ゆったりと人の心を包み込むような確かな声量と発声!たとえ...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》2

    2008/03/14
    このイタリアの旅、行程は8日間である。 ミラノから入り、ベニス、フィレンツェ、ローマと南下する。 成田から約12時間半の飛行の後、行き帰りとも途中ロンドンのヒースロー空港で乗り換えがあり、3時間程休憩がある。そして又ミラノまで約2時間。 ミラノは北の方なので、降りた途端冷気がおそってくる。ちょうど北海道の上のロシアのサファリンと同じ位の緯度らしい。 イタリアというと冬でももっと暖かい、南国のイメ...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》3

    2008/03/14
    さてここは、ヴェネチアで最も有名な中心地、サンマルコ広場。 共和国、海洋国として1000年前から栄えたというヴェネチアのそこは、これも一番有名な寺院(ドゥオモ)、サンマルコ寺院の前に、長方形に長く大きく広がっている。 たくさんのハトがむらがっていて、観光客も多い。特にに団体客は断然、日本人が多い。今好景気になったと言われる中国系、韓国系、その他の人々もいるにはいるのだが、不景気で経済力が落ちた...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》4

    2008/03/14
    余り時間を、『カフェ・フローリアン』で過ごそうと広場へ向かう。 たくさんのハトが舞い上がる。遠くて聞こえないが、ハトもイタリア語の腹式呼吸で鳴いているのだろうか? きっとそうかも?!(ハハハハ・・・・) しかし、この広場も満潮時になると水びたしになるとか。そしてそうなると、急遽木の板の台を並べて通路を確保するのだとか。 寺院のそばに、その台がたくさん重ねられて置いてあった。 ああ、、やっぱり...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》5

    2008/03/14
    『カフェ・フローリアン』多分花という名前なのだろう、この店は、人でいっぱいだった。 外国人客の中に、日本人客が混じっている。味には、私は凝らないので、よくわからないが、その「カップチーノ」はおいしかった。日本にもある、ひとくせある こった老舗という感じだが、それほど装飾はなく、さりげない作りの店であった。 コーヒーをすすりながら、私は又思った。 このヴェネチア、今は水没するのは、満潮時だけ...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》6

    2008/03/14
    ここヴェネチア、英語で言うとヴェニス、の一番の特産品といえば、何といっても、ヴェネチアングラス。 あの目のさめる様な派手な色とりどりの、ワイングラスやら、食器、花びん、装飾品とかの、いっぱいのガラス器たち。 最初はあまりの派手さにちょっと引いていた私だが、ジッと見て歩いているうちに、だんだんその深い色彩に慣れて、美しいと思うようになる。 これもまた、昔財政に困った人達が、苦労に苦労を重ねて編...
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    2008年3月14日 声をたずねて世界旅《イタリア編》8

    2008/03/14
    1時間の自由時間は、あっという間に過ぎてしまい、また水上バスと言われるフェリーに乗る。 この水上バスは、ヴァポレットと言われ、ヴェネチア市民の足であるらしい。 船が動き出すと、私は心の中で叫ぶ。 「さようなら、ヴェネチア!」 「ありがとう、私たちを楽しませてくれて!」 岸壁に打ち寄せる、のったりとしたさざ波の中に、あのイカの黒いくちばし達が窮屈そうにぶつかり合いながら、びっしりと並んでゆれて...
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